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久々に

2016年12月04日 03:50

毎回書いてますが、書くたびに絵をかいてない期間がのびています。
pixivも最後の投稿から1年半以上・・・怖い。

mixiの過去日記を繰っていたらいくつかネタメモを見つけたので、それを基に文章投稿してみました。
福←荒寄りの金荒です。
R-18ではないですが、事後描写が含まれます。
私の金荒は基本的に金×荒→福の微妙トライアングラーなのでダメな人はダメだろうなあ
ここに小関さんが入ってこようものなら完全に傷の舐め合いカプっぽくて痛い・・・
だから本当はギャグっぽいものにしたいのです。これはちょっと暗いけど。
いつの頃からか、お互いのワンルームを行き来するようになっていた。

実家を離れての大学生活ともなると、友人同士でどちらかの部屋に泊まり込むなど別段珍しい話ではない。

それがいわゆる逢引の意味を含むようになったのは、2年の秋ごろだったろうか。

随分あっさりと、ストレートに好意を告げたのは金城の方からで、そのまま肌を合わせるようになるまでもさほど時間はかからなかった。

艶っぽいというよりは、じゃれ合いの延長のような雰囲気ではあったけれど。

一方の荒北はただ流されるまま従っていたが、まんざらでもない様子だった。




一通り事を終え素っ裸のまま眠り込んだ後、時折ふと目を覚ますと、外の月明かりに向かって座っている荒北の、案外日に焼けていない肌が目に入る。

顔を見やれば、荒北らしからず静かに涙を流していることがあり、







理由は知っているのだ。

きっと。

理解しているはずなのだ。

「なぜ泣いている」

何度目かのその日、とうとう聞いてしまった。

知っているのに。

俺は存外意地が悪いのかもしれない。

荒北は突然の声掛けに驚く風もなく、

「うん…なんでだろーネ」

涙を拭おうともせずこちらをひたと見つめて言うのだ。









…知ってンだ

やけに出てくるこのしょっぱい水の意味なんて。

きっとこいつだって知ってんだ。

お互い知ってるのにわからない振りなんてしてる。

俺は卑怯なんだ。

「わりィ。金城」

「何故」

妙に包容力を湛えた微笑が返ってくる。




やたら明るい金色の、月を振り仰ぐとあの金髪を思い出す。

「俺さア、福富のことが好きなんだ」

「知ってる」


「だよ、ネェ」

「俺は荒北のことが好きだぞ」

「ウン、知ってンよ」

「だから卑怯っつってんの」

脳内のみで下したはずの自己評価が思わず口に出る。

それでも金城は察しているんだろう。



「ゴメンネ金城」

「いいんだ」

「俺、一番はずっと福ちゃんなんだ」

「知ってる」

期待していた通りに返答は返ってくる。

知っていて、さらに許しの言葉を強請る自分は、きっと残酷なんだろう。

卑怯で、残酷だ。知ってる。

「好きだよ、金城」

嘘は言っていない。福富を忘れられない自分を好きだと言ってくれる金城を、心から愛しく感じている。

ただ、福富を忘れられないだけだ。

「ああ、俺は卑怯なおまえごと、好きなんだ。

一途に福富を想ってるおまえが好きなんだ。

そして俺の気持ちにも答えてくれているおまえが好きなんだ。

だから、いいんだ」


月を見るたびに蓄積される何だかよくわからないわだかまりが、その言葉で溶けていくのがわかる。

依然、芯には重たいしこりを残しつつ。



ゴメンネ、金城。でも、愛してンよ。


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